AcademyCamp

    アカデミーキャンプとは?

    原発事故の影響を受けた地域のこどもたちに、頭と身体を思い切り動かしながら遊び、学べる機会を。

    2011年3月11日の東日本大震災と、それにともなう東電福島第一原発事故は、福島とその周辺に住む人々の生活を一変させました。中でも、こどもたちは特に放射線の影響を受けやすく、できるだけ放射線被ばくを少なくするために、日々の生活の中で気遣いが必要で、外に出て思い切り遊ぶことも躊躇するような毎日がつづいています。震災と原発事故をめぐる心身のさまざまなストレスの中で、こどもたちは生活しています。

    福島のこどもたちに、最高の遊びと学びの場を届けたい。そのことを通して、こどもたちの家族のみなさまにも、ささやかかも知れませんが、幸せを届けたい。そんな想いで、私たちは「アカデミーキャンプ」を開催しています。

    私たち「一般社団法人アカデミーキャンプ」(2012年12月法人化)は、大学教員、キャンプ指導者、および、こどもたちを支援する非営利団体のメンバーを中心とした集まりで、2011年の夏から、福島のこどもたちといっしょに遊びと学びを体験するキャンプを開催しています。「福島のこどもたちとその家族に笑顔を」という想いを出発点に、これまでのべ500人を超える小中学生たちが、夏休みや冬休みなどの期間に関東のキャンプ場や研修所を訪れ、4泊5日あるいは5泊6日といった日程で、私たちといっしょに楽しい時間を過ごしてきました。

      

     

    普段できない貴重な体験!大学教授や研究者やアーティストが教える「学び」のプログラムが満載です。

    私たちの想いに賛同してくれた多くの大学教員、研究者、アーティスト、アスリート、そして企業人たちの協力を得て、これまで開催してきたキャンプを通して、天文、地球、無重力、気象、エネルギー、放射線、環境、生物、ナノテクノロジー、コンピュータ、メディアリテラシー、メディア表現、ロボット、ものづくり、歴史、鉄道、カメラ、救急医療、工作、食育、連凧あげ、ミニバイク、テコンドー、フットサル、新体操、ストリートダンス、クレイアニメーション、ライブペインティング、ボディペインティング、狂言、即興劇、即興演奏など、こどもたちに実に多彩なプログラムを体験してもらうことができました。

    もちろん、自然体験、野外調理、キャンプファイヤーなど、キャンプならではの楽しさも一杯ですし、さまざまな機会をとらえて、遊びの中で実施されるチームビルディングや、ひとつのテーマを掘り下げて対話を重ねていく「こども熟議」などを通して、こどもたちがこれからの世界をいっしょに生きていくための仲間づくりができるように配慮しています。

    そして、「学ぶ」のはこどもたちだけではありません。プログラムを提供する大人たちも、こどもたちから逆に多くのことを教えられています。

     

     

    ボランティアの学生たちも、こどもたちと接することで、ひとまわり大きくなって帰っていきます。

    アカデミーキャンプ」の最大の特徴は、実はその多彩なプログラムにあるのではなく、こどもたちと学生ボランティアたちとのふれあいにあるのかも知れません。

    こどもたちの感想として多いのは、個々のプログラムが面白かった、というのもさることながら、「大学生たちが優しかった」「大学生たちと話せて楽しかった」というものです。これまで、のべ100人以上の大学生・専門学校生たちが、こどもたちの頼れるお兄さん・お姉さん役として、あるいは看護スタッフやマネジメントスタッフとしてキャンプに参加してくれました。学生たちもこどもたちに対する責任を引き受けることを通してリーダーシップを身につけ、このキャンプを通して大きく成長しています。関わるすべての人々の成長の機会となるのがアカデミーキャンプなのです。

     

    これから何年、何十年も続けていくために。さながら未来への実験をつづける「ラボ」のように。

    今回の事故で放出された、セシウム137の半減期は約30年です。除染の努力はつづけられていますが、事故が本当の意味で収束し、放射線量が以前のようなレベルに戻るには、何十年もの歳月が必要でしょう。アカデミーキャンプはそれまでの間、ずっと開催していく必要があると私たちは考えています。

    長く続けていくことを念頭に、リピーターとして来てくれるこどもたちも毎回楽しめるように、アカデミーキャンプでは、常に新しいことに挑戦しつづけていきます。このキャンプは、その意味で、学びの未来のために新しい実験をつづける「ラボ」のようなものなのです。

     

    団体概要

    名称 一般社団法人アカデミーキャンプ
    設立 2012年12月 (法人登記)
    代表理事 斉藤 賢爾
    所在地 〒252-0815 神奈川県藤沢市石川4-14-22
    理事 南 政樹、黒澤 伸一郎、長尾 彰、斉藤 賢爾
    監事 二宮 健郎
    コア・パートナー
    • 川崎 YMCA
    • 慶應義塾大学 SFC 研究所 インターネットと社会・ラボ
    • 一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム

    事業報告

    会計報告

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