私たちは、2025年3月26日から29日までの3泊4日の日程で、初めて九州にてアカデミーキャンプを開催しました。キャンプの場所は糸島市で、Science Village in Itoshima(SVI : 糸島サイエンス・ヴィレッジ)の予定地を拠点としました。「S.V.I.: Secret Vision Institute (秘密のヴィジョン研究所)」と題されたこのキャンプでは、生成AIを重要なツールとして活用しながら、私たちが暮らす街を構想し、デザインする体験型プログラムを実施しました。東北・関東・東海・山陽の各地域から、小学生・中学生・高校生あわせて22名が参加しました。そのうち5名は高校生で、参加者であると同時にサブリーダーとして、スタッフ的な役割も果たしました。
SVI って何だかカッコイイ響き!そこで今回のアカキャンは、S.V.I.: Secret Vision Institute (秘密のヴィジョン研究所) と称して、全然秘密じゃないけど、素敵なまちづくりのヴィジョンをみんなで描いて研究します!ごく近い未来の話なので、AGI (人工一般知能) と呼ばれるような、人間の脳ができることなら何でも (より良く) できちゃう AI やロボットがあることも前提に、科学のマインドをもって S (素敵な) V (ヴィレッジ) I (糸島) を創ろう。さあ、キミたちの未来の暮らしをどう創る?
サブリーダーとしての役割を担い、部分的にはスタッフとしても活躍した 4名の高校生たちは、このキャンプの成功において大きな役割を果たしました。彼らの貢献により、さまざまな体験やメタ思考を促すことができました。キャンプは、「ただ感じるだけでなく、共に生き、そして奴らに考えさせよう (Don’t just feel. Live, and let them think)」という重要なメッセージとともに幕を閉じました。これからも、こどもたち自身が未来を創造するキャンプをつづけて参ります。
私たちは、日本の 9月の三連休に、早稲田大学早稲田キャンパスでの 2度目となる AI に焦点を当てたキャンプを開催しました。東北と関東から、小学生から高校生までの 9 名の参加メンバーが集まりました。過去のキャンプメンバーである高専生や大学生スタッフも参加しました。
今回、私たちは「身体を持つ生成 AI」の作成にチャレンジしました。市販の犬型ロボットキットをベースに(骨格的にはどう見ても猫型だったので、私たちはそれらを猫型ロボットと呼ぶことにしました)、マイコン制御のロボットを組み立てました。マイコンには Open Interpreter ソフトウェアを搭載し、日本語で指示を出すと、それに応じて動作するロボットを作り上げました。
[都の西北で再びAI(アイ)を叫んだケモノ ─ generated by Stable Diffusion XL v1.0]
【開催趣旨】─ AIとともに生きる新しい世代にエールを
2024年2月、東京都渋谷区および早稲田大学にて開催した「AI(アイ)を叫ぶ」準備編キャンプで、私たちは「自分が何者かになる (nobody でなく somebody になる)」ために自分たちを助けてくれる AI アシスタントづくりに挑戦しました。今回はそのつづきとも言えるキャンプですが、もちろん、2月のキャンプに参加しなかった人も参加 OK です。
さあ、今回のゴールは、便利な道具や頼もしいパートナーとしての AI (そしてもしかするとロボット) を、ルールを決めて作ることです。渋いぜルールは自分たちでつくる!そしてアカキャンはそんなクールなみんなを応援しています。新しい世代を応援するアカキャンにとっての 4条めの「ル」、それが「エール=励ましの叫び」です。