このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。
私たちは、今夏の2期目のキャンプを 8月20-24日の日程で、神奈川県藤沢市の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) にて実施しました。このキャンプの公式タイトルは「オッケーグーグル、宿題やっといて!」第2期で、前回に続き、文字通り、計算ドリルや読書感想文など、こどもたちの夏休みの宿題を自動化するチャレンジを通して、現在の技術を使って、人間の知的な営みがどこまで自動化できるのか、限界はどこなのかを、実験をしながら体感していきました。
24名の小中学生および高校生が参加し、マッチ棒を使った「アンプラグド (電気を使わない) 機械学習」の演習を体験したり、IFTTT (If This Then That / もし これ なら あれ) を使って Google アシスタントをプログラミングする大喜利をして、そのスキルを音声コマンドによる計算ドリルの完全自動化に応用したり、コンピュータの方が力技では勝っていることを実感するためだけにパズルで対決したり (ですが今回はこどもたちががんばって理論上の最高得点を出したので、コンピュータプログラムと引き分けでした)、また、スイカ割りを含むさまざまなチームビルディングの遊びを通して、研究する (仮説の検証と洗練を反復する) ということがどういうことなのか体験したりもしました。
3日目には、横浜に行ってリアル謎解きゲーム「横浜駅SF謎」をプレイしました。これは、本州の98%を横浜駅が占める未来を描いた「横浜駅SF」の世界を再現するもので、無論、この駅が100年以上、工事を止めたことが無いという事実を面白く拡張したものです。また、ほとんどの班はそのあと中華街に行って中華料理を楽しみました。
4日目には、夏のキャンプの恒例になりますが、即興芝居×即興コメディのロクディムさんが来てくださって、多くの笑いとともに、他の人のことを思うこと、一緒に動くことについて学ぶことができました。
最終日は、未来の自分たちに対して宿題を出題することに挑戦しました。提出〆切は 2038年8月、今から 20年後です。特に自動化を通して、私たちの社会がどう変化していくかを考えてもらって、それから宿題には何らかの「数」を含めてもらうことにしました。ゴールをどのくらい大きく、高く、あるいは早く達成するかということです。そして次に、その数を10倍大きく、高く、そして早くしてもらいました。彼ら・彼女らの頭脳はフル回転を始め、どうやったそのブーストされたゴールを達成できるかを考えることになりました。
キャンプのあと、保護者のみなさまからたくさんのメッセージを戴きました。その中のお一人は、息子さんがキャンプから帰ってきたら、とても前向きになっていてびっくりしたそうです。私たちスタッフもそれを読んでとても嬉しく思いました。このキャンプは、こどもたちと私たち両方にとって素敵な経験となりました。
9月24-28日、GlobalGiving のキャンペーンを通して私たちをご支援ください
世界の NPO のための国際クラウドファンディング GlobalGiving でのキャンペーンの機会を通して、この素晴らしいこどもたちが彼ら・彼女らの未来を準備していくのを助けてください!このキャンペーンでは、用意された $20,000 の資金が、期間中に新しく申し込まれた「毎月のご寄付」の初回ご寄付分に 100% 上乗せするために使われます (ご寄付は少なくとも 4ヶ月続けて頂く必要がありますので、これは 4ヶ月で合わせて 25% の上乗せに当たります)。キャンペーンは 9月24日(月) から始まり、28日(金) まで続きます。ぜひ、この素晴らしい機会に、私たちの仲間になってください。そして世界を変えていく力の一部になりましょう。