【活動報告】アカデミーキャンプ 2024FS “First Summer in FukuShima” ─ 同窓会

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

最高の夕食を作って食べよう
[最高の夕食を作って食べよう]

6月の週末 (22日〜23日)、私たちにとって久々となる、福島での物理キャンプ (対面キャンプ) を開催しました。福島を含む東北、関東、中部地方から、小学2年生から高校1年生までの 13名のこどもたちが参加しました。スタッフは 16名で、そのうち 7名は過去にこどもたちとして私たちのキャンプに参加したことがあり、さらにそのうちの 4名は初めてスタッフとして参加しました。ふたりは過去および現在の参加者の母親たちでした。かつてこどもだったみんなが成長した姿で現れたこのキャンプは、まるで同窓会のようでした。

キャンプは、参加者が一堂に会する前にオンラインで次の質問をすることから始まりました。「最高の夕食を一緒に作って食べるとしたら、何を作りたいですか?」─ 答えは、みんなで一緒に包む餃子、そして福島の地元料理でした。そこでこどもたちは揃って買い出しに行き、猪苗代湖の北にあるコテージに集まって、全員で料理に挑戦し、美味しい夕食を楽しみました。期待通りに最高の夕食だったとすれば、その理由は何かと聞くと、こどもたちからは「みんなと作ったから」といった答えが返りました。そして次の日を最高なものにするために、「自分たちから楽しいことを見つけよう」とみんなで考えました。

翌朝もコテージでさまざまなアクティビティで楽しんだあと、一行は猪苗代湖の畔にある野口英世記念館に向かいました。そして野口博士の発見と、その多くは今日では否定されていることを学び、科学の絶え間ない営みと、決して無駄ではなかった彼の人生を賭けたチャレンジに想いを馳せました。こどもたちからは彼の人生について「科学的にも精神的にも、後続研究者の一助になったはずだ」という感想もありました。さようなら、千円札 (ご存じのように、野口英世博士は 2004年から 2024年まで、日本の千円札の肖像画に選ばれていました)。

楽しかった2日間、それは参加した中学生の言葉を借りれば「10日間くらい一緒にいたんじゃないかってくらい仲良くなれた」2日間でしたが、その体験をふりかえった後、私たちは別れを惜しみつつ、またの再会を誓って解散しました。そう、次は second summer キャンプかも知れません。

2024年7月ボーナスデーにご協力ください

2024年7月ボーナスデーキャンペーンは、国際クラウドファンディング GlobalGiving で行われる 1日限りのキャンペーンです。みなさまからのご寄付額が 100ドルから 1,000ドルの範囲内であれば、その金額に応じてマッチングされた額が上乗せされてアカデミーキャンプに届きます。ご寄付額が高いほどマッチング額も高くなります。キャンペーンは日本時間 7月10日(水) の 22:00 に始まり、翌 7月11日(木) の 12:59 に終了しますが、マッチングファンドは期間の終了前に無くなる可能性があります。現在、特に経済状況が厳しいことは承知していますが、この貴重な機会にぜひご寄付をご検討いただき、福島や日本全国のこどもたちの未来創りのために、アカデミーキャンプにご支援を賜れたら幸いです。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプのページ : https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

キャンプソングを歌って踊る
[キャンプソングを歌って踊る]
大きな「人間知恵の輪」に挑戦
[大きな「人間知恵の輪」に挑戦]
野口英世博士の像と一緒に
[野口英世博士の像と一緒に]
楽しかった 2日間をふりかえる
[楽しかった 2日間をふりかえる]
大きくなったメンバーたちとの同窓会
[大きくなったメンバーたちとの同窓会]