このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。
8月17〜20日、この夏の最初のキャンプを慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) にて開催しました。小学生・中学生、そして 3名の高校生サブリーダーたちを含む、福島と千葉からの 25名のこどもたちが、この「デジタルファブリケーション (デジタルものづくり)」をテーマとするキャンプに参加しました。
「世の中の常識に従ったことで世界を変えた人はいまだかつていない (No one has ever changed the world by doing what the world has told them to do)」という 10代の起業家、エディー・チョン氏の言葉に触発されて、私たちはこのキャンプを通して「従順になるな」というメッセージを打ち出しました。このキャンプに参加したこどもたちが大人になる頃、従順であることにかけては人工知能やロボットがもっとうまくやっているだろうからです。
私たちは即興からこのキャンプをはじめました。私たちの友人、即興芝居×即興コメディのロクディムさんが、オリエンテーションをリードし、またライブパフォーマンスではこどもたちにも参加する機会がありました。翌日は渋谷の FabCafe Tokyo を訪問し、3Dスキャナーと 3Dプリンター、レーザーカッター、そしてオリジナルのテープづくりのマシンを使用する体験をしました。翌日は、江ノ島・鎌倉を散策しましたが、出発前に何枚かの写真を見せて、それと同じ場所・同じ構図で写真を撮ってくるというミッションが付いていました。藤沢市近辺の探検は楽しかったようです。最終日には、全員で、28歳になったときの自分のことを考えました。
彼ら・彼女らは何にだってなれるのです。このキャンプを通して、こどもたちがそんな風に感じられるようになったら幸いです。