このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている 英文のレポートを日本語に訳したものです。
3月のオンラインギャザリング初体験に引き続き、2020年5月2日~6日の5日間、初のフル 4泊5日 (泊まるのは自宅ですが ^^;) のオンラインキャンプを開催しました。今回のキャンプは、誰もが家にいることが推奨された日本の 5連休に開催されたことから、「STAY HOME, ENJOY LIFE」と名付けられました。福島だけでなく、全国から23名の子どもたちが参加しました。
キャンプ期間中は、オフラインで挑戦できる 100のチャレンジを自分たちで設定し、実際に挑戦しました。例えば、木に触れる、着物を着て散歩する、嫌いな本を読む、利き手と反対の手で日記を書くなどのチャレンジです。キャンプの最後には、身の回りの疑問について研究したり、夢中になれることを1つ以上見つけたり、毎日 3つの知らなかったことを学んだり、キャンプの仲間を忘れないなど、パンデミック後の世界に向けた、新たな 50 のチャレンジを自分たちで決めました。
そうしたチャレンジを考える時間に加え、このキャンプではオンライン上での刺激的なイベントをたくさん体験しました。Google ストリートビューで見つけた世界のどこかの風景を互いに出題し合い、ヒントをもらって探し出す「謎解き冒険タイム」や、有名なアカペラ歌手による「歌う」ことについてのワークショップ、全国の美しい桜の花々を息をのむようなアングルから撮影したドローンレーサーとドローン研究者による「桜ドローン」ワークショップ、即興コメディの役者たちによる即興劇ワークショップとライブパフォーマンス、小惑星サンプルリターンミッション「はやぶさ」「はやぶさ2 (進行中)」にも参加している研究者による天文学、特に流星群についての講義、そして私たちが実施した初のオンラインキャンプファイヤーです。
参加者の声をご紹介しましょう。「オフラインよりもオンラインの方がワークショップに集中できた」「オフラインでは出会えないような人にオンラインで出会えた!」「自分の中の世界の視野が広がった」
全体を通して、私たちは「家にいることには無限の可能性がある」と感じることができました。物理的なキャンプをデジタルの世界に翻訳するのではない方法で、今後もそのような可能性を模索していけるのではないかと感じています。私たちは、みんなで挑戦できる次の機会を心待ちにしています。