このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。
前回のレポートでもご説明しましたが、COVID-19 パンデミック対策として、アカキャンでは春に続き、夏-秋- (そして今や) 冬のキャンプ活動をオンライン化しています。この夏からの一連の活動を「アカキャン的!本気の自由研究」と名付け、全体の毎週ないし隔週のオンラインミーティングと、オンラインチャットツールを使った対話・研究相談を続けています。
このレポートではもう一度、10歳から18歳までの若き研究者たちの進行中の活動について中間報告をします。昨年までは、Maker たちの祭典「Maker Faire Tokyo」に私たちは東京で参加していたのですが、今年はオンラインでこの素晴らしいイベントに参加し、Twitter で一緒に展示を観て楽しみました。自分たち自身も Maker である若き研究者の 1人は、古生物のディメトロドンがサメを食べるゲームを作っていますし、別の研究者は 3D空間の中の自分のアバターを脳波で動かそうとしています。さらに別の研究者はブロックチェーン上で寄付金を扱うビジネスモデルを分類して、最高の持続可能なプランを得ようとしています。その他の活動としては、ポテトの毒をなくすための研究、持続可能な街づくりのプラニング、第二言語の習得に最適な方法の探索、スズメバチの遺伝子や行動の研究、物々交換の仕組みづくり、フロー体験の実践的な知識の習得などがあります。
12月には発表会を予定していますが、これらの若い研究者たちと、この一連のイベントのスタッフとして関わっている大学生をはじめとする大人たちが、互いの研究を通じた交流ができる「アカキャン的!学会」を目指しています。これが創発的な機会になったらよいなと期待しています。研究はそもそも、個人ではなくコミュニティの営みだからです。
#GivingTuesday で私たちを助けてください
ぜひ、日本時間 2020年12月1日(火) 14:00 ~ 12月2日(水) 13:59 に GlobalGiving を通して私たちにご寄付をください!GlobalGiving はこの期間中の最終的な寄付総額に応じて、アカデミーキャンプを含む参加プロジェクトに合計 100万ドルのインセンティブファンドを比例配分します。ご寄付に上乗せされた額が私たちの活動に届き、みなさまのご寄付がより大きなインパクトを持ちます。この素晴らしい機会にぜひ、このコミュニティ、福島のこどもたち、そして全国のこどもたちとアカデミーキャンプを応援していただけたら幸いです。
私たちは、自分のパソコンを持っていないこどもたちがオンラインの活動に参加しやすいように、Chromebook を配布しており、より多くのこどもたちにとっての環境を整備するためにより多くの資金を必要としています。また、物理的なキャンプも徐々に再開していきたいと考えており、そのための資金も必要としています。ぜひよろしくお願いいたします。