【活動報告】アカデミーキャンプ 2021夏 VR 第1期「キミが創る!月面社会」

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている 英文のレポートを日本語に訳したものです。

キミの部屋が月になる
[キミの部屋が月になる]

アカデミーキャンプ 2021夏 VR 第1期「キミが創る!月面社会」は 2021年7月22日(木・祝)~24日(土)の 3日間で開催され、福島県と全国から 14名のこどもたちがこのオンラインキャンプに参加しました。

初日の午前、私たちは VR (virtual reality; 仮想現実) 空間にある “Academy Camp VR Moon” に行きました。そこが今回の冒険の舞台でした。2030年代の月を想定して、地表には「アポロ計画記念公園」があり、日本の探査機「かぐや」が発見した縦穴の奥には溶岩流の跡である広大な空間があって、そこに月面基地を建設することになります。午後は、キャンプに応募した際にみんなから聞いた「宇宙で生活する上での課題とその解決方法」を共有し、月面社会ではどのような施設が必要なのかを話し合いました。そして、舞台をマインクラフトに移し、月面基地の建物を試作しました。

2日目の午前は、マインクラフトから VR に持ち込んだ月面基地のプロトタイプを試してみました。想定通りにならない部分を把握し、試作を続けました。午後は、ブレイクアウトルームとオンラインホワイトボードを使って、「月にどんな社会を作りたいか」をテーマに、ワールドカフェ形式で対話を行いました。まず、人類が地球上で直面している問題を洗い出し、それらの問題が月面社会で解決できるかどうかを考えました。その間に、再び VR で私たちの月を訪れ、月での生活をイメージしてみました。ゼロから社会を作ることを考えると、現在、私たちが地球で抱えるさまざまな問題は、月であれば解決しやすいのではないかと思えました。今回のキャンプでの体験が、その感覚を地球での生活に持ち帰るための「お土産」になったら嬉しいですね。

3日目の午前は、マインクラフトで月面基地の建物の最後の仕上げを行いました。午後は、マインクラフトで作った建物をエクスポートして、オープンソースのソフトウェアを使って仮想世界に組み込む作業を、ゲームの実況中継のような形で体験しました。その後、全員で VR の月面に行き、お互いの説明を聞きながら、一緒に作った月面基地を楽しみました。

さあ、月は探検し尽くしたかな?よぉし、次は木星だ!

アカデミーキャンプ VR 2021.9「キミが探る!驚異の現代&近未来医療」も参加募集中です!

少しずつ、ご支援ください

世界の NPO のための国際クラウドファンディング GlobalGiving では、日本時間 9月13日(月) 13:00 から18日(土) 12:59 まで「Little by Little キャンペーン」を開催します。このキャンペーンでは、みなさまからの 50米ドルまでのご寄付に対して、期間中は 50% の上乗せが行われ、そのためのマッチング資金に制限はありません。ぜひこの機会に、福島のこどもたち、日本のこどもたちとアカデミーキャンプをご支援賜れれば幸いです。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプのページ : https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

月面社会のメンバーたちの自己紹介
[月面社会のメンバーたちの自己紹介]
地球上の課題の解き方を、新たに創る月面社会で解いてみることで考える
[地球上の課題の解き方を、新たに創る月面社会で解いてみることで考える]
メンバーたちが創った月面基地施設の説明を聞く
[メンバーたちが創った月面基地施設の説明を聞く]
メンバーたちが創った、月面の地下に広がる基地
[メンバーたちが創った、月面の地下に広がる基地]
月での集合写真。よぉし次は木星だ!
[月での集合写真。よぉし次は木星だ!]