【活動報告】アカデミーキャンプ 2021夏 VR “ALL THESE WORLDS ARE YOURS”

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている 英文のレポートを日本語に訳したものです。

冒険のミッションにリモートで参加する
[冒険のミッションにリモートで参加する]

今回は、アカデミーキャンプ 2021夏 VR 第3期 “ALL THESE WORLDS ARE YOURS ” を振り返ってみましょう。このキャンプは 2021年8月13日〜15日の3日間の開催でした。この VR(バーチャルリアリティ)キャンプには、福島をはじめ、全国から 15名のこどもたちがオンラインで参加しました。こどもたちは前回のキャンプ終了後の 3日間も VR ものづくりに取り組んだので、合わせてアカデミーキャンプ史上最長の 9日間のキャンプだったとも言えます。

月面の地下基地「アカデミーキャンプ VR Venue (会場)」のドックには、今回のキャンプ開始前にこどもたちがマインクラフトでデザインした巨大な宇宙船が 2隻、配備されました。しかし、実際に中に入ってみると、まだまだ修正すべき点がありました。宇宙船の改良は続きます。

一方、ミッションに向けたトレーニングも続きました。この危険な冒険ミッションを完遂し、生き延びるためのチームワークをさらに養うために、私たちの即興劇の師 (ロクディムのヒロシさん) を迎え、即興で物語を紡いだり、バディ(一緒に行動する 2人組) で一緒に Venue の中を歩き (跳び)、お互いのお気に入りの場所を紹介することもしました。トレーニングの最後は、ドックで 2隻の宇宙船の (通常エンジンの) 推進をテストすることでした。ほんの 10メートルだけ前に進み、後ろに戻るだけですが、私たちが創った宇宙船が実際に動いたのです!

そして、いよいよ木星圏に向けて出発することになりました。木星に到達するためのワープ技術を搭載した 2隻の宇宙船は、月の周回軌道上の宇宙ドックに配備されました。残念ながら着陸船の実装は間に合いませんでしたが、それぞれの宇宙船のコックピットには、ワープ技術を使って乗組員をエウロパの地表に「ビームダウン」させる装置が取り付けられました。なので、誰もがエウロパに降り立つことができたのです。この記念すべき日に、アベルこと日本大学理工学部航空宇宙工学科の阿部新助先生もお招きし、一緒に木星に向かいました。

最終日の午前中の 1回目のトライでは、木星圏にワープしてもすぐに月に戻ってしまったり、バディとはぐれてしまったりと様々なトラブルが発生しましたが、午後のトライでは徐々に改善されていきました。

そして、エウロパの氷の殻の下の海 (現実には数キロメール下) では、みんなは自分たちがデザインした巨大な生物が佇んだり、泳いだりしているのを目撃しました。今日、人類は初めて木星に着きました。Zoom に戻ってきたみんなは、感想を語り合い、この夏の VR アドベンチャーは幕を閉じました。

後日、着陸船も実装されました。参加者の中には、夏休みを利用してエウロパに旅行した人もいるようですね!

アカデミーキャンプ VR Venue (会場) (VRChat ワールド)
─ ここからすべてのアカキャン VR ワールドに行けます ─
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_ad05e7c3-5370-4711-a846-786f96406011

Giving Tuesday が近づいてきました

米国東海岸時間 11月30日(火) 12:00am (日本時間 翌12月1日(水) 14:00) から開催される GlobalGiving の #GivingTuesday キャンペーンにぜひご参加ください!みなさまからのご支援が、アカデミーキャンプと福島のこどもたち、そして全国のこどもたちのさらなる冒険を助けます。

チームが大事、だからチームづくりを
[チームが大事、だからチームづくりを]
こどもたちが創った宇宙船から見える木星とエウロパ
[こどもたちが創った宇宙船から見える木星とエウロパ]
今日、人類とバターが初めて木星に着いた
[今日、人類とバターが初めて木星に着いた]
こどもたちがデザインした巨大海洋生物に出会おう
[こどもたちがデザインした巨大海洋生物に出会おう]
エウロパとこの宇宙キャンプからチェックアウト!
[エウロパとこの宇宙キャンプからチェックアウト!]