このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

昨年12月、私たちは 9月から作り始めた細胞ワールドの完成を目指してハッカソンを開催しました。この催しは、電子音楽と映像アートの祭典 MUTEK.JP の東京でのイベントの一環として開催され、私たちアカデミーキャンプのほか、日本大学の航空宇宙工学科の学生たちによる VR 宇宙旅行プロジェクトも同時にハッカソンを開催しました。
この細胞ワールド “Academy Camp VR Cells” では、人体の免疫系の仕組みを体験的に学ぶことができます。参加したこどもたちと大人たちは、11月からこの世界における赤血球、好中球、B細胞、抗体などのキャラクター (?) を Minecraft でモデリングしていました。
東京の渋谷で開催されたハッカソンイベントには、残念ながら福島からの参加者たちは物理的に来られませんでしたが、首都圏のアカデミーキャンプ VR の仲間たちが初めて物理的に集合しました。まだ作りかけの世界で遊んでみると、抗体を撃ち出す抗体銃の動作が、デザインした中学生の意図とは異なっていることがわかり、みんなで VR の会議室に入り、再設計を行いました。リアルタイムで本当にみんなで一緒に VR の世界を構築できたのは、ほぼ初めてだったので、とてもいい経験になりました。
この時点では、まだこの世界は完成していませんでした。次回の報告でご紹介するように、この一大プロジェクトは、その後 2カ月かけてようやく完成に近づいたのです。




