「おこもり」と言いつつ、多少の外遊びも企画しておりますが、定員に達したため募集をしめきりました!
【開催趣旨】─ もう一度チャレンジする、読書感想文の自動化に!
あれは 5年前。2018年の夏、私たちはアカデミーキャンプ 2018夏「オッケーグーグル、宿題やっといて!」第1・2期にて様々な宿題の自動化を試みました。「計算ドリル」なんて、チョロいもので、出題側まで自動化してしまいましたね。でも、その後も絶対自動化できないと結論づけたのが「読書感想文」でした。なぜなら、学校でどう指導されているかに関わらず、読書感想文とは、本質的に「この本を読んだという、お前は何者だ?」という問いへの答えだからです。
でもちょっと待って。だったら「この本を読んだというお前」に聞くべき質問を自動でしてもらって、それに答えていったら、自動で感想文が出来上がるようにできるのでは?その実現のためには、広い意味でプログラミングが必要ですし、「良い文章とは?」という問いに答えられるだけの、作文への理解も必要です。漫然と作文するよりも、よほど深い探求が必要なのです。楽をするためなら、どんな苦労だって厭わない!
さあ、大規模言語モデル GPT-4 と一緒に、キミの脳内の探検に出かけましょう。物理的には、多くの文豪たちが愛した土地、箱根に行きます。温泉があります。多分、バーベキューもします。でもメインの活動は、かつて「地獄谷」と呼ばれた大涌谷(おおわくだに)…ではなく、読書感想文の自動化を通して、キミの脳内を探検することです。
【実施概要】
- 会期 :
- 2023年8月5日(土), 6日(日), 7日(月) [2泊3日]
- 対象 :
- 福島と関東を中心とする小学1年生〜高校3年生
- 定員 :
- 10名程度
内容は、やや高学年 (小4以上程度) 向けです。低学年 (小4未満程度) の参加にあたっては、できるだけ兄・姉と一緒に参加して適宜サポートできるようにしてください。
※ 高校生はサブリーダー (キャンプスタッフをサポートする役目も担う参加者) としての活躍も期待します。
- 会場・宿泊 : 箱根町 (神奈川県足柄下郡; 具体的な場所は参加者にお知らせします)
- 参加費 (集合場所からの交通費・宿泊費・滞在中の食費・保険等を含みます。)
- ひとり 3,000円
【参加にあたって】
- お住まいの地域によっていくつか交通のサポートがあります (以下、太字は可能な集合場所)。
- 福島県(以北)にお住まいの参加者は、当日の朝、福島駅・郡山駅のいずれかに集合していただき、新幹線を使って移動します。
- 高校生以上がいわき駅-東京駅を往復移動する場合の JR 特急料金・乗車賃もキャンプで負担します。
- お申し込み状況によっては仙台駅、新白河駅にも集合可能な場合があります。
- その他の地域にお住まいの参加者は、東京駅または小田原駅に集合し、みんなで会場に移動します。
- 集合場所までの往復交通費は各自のご負担でお願いいたします。
- 会期中は、大学生や大人たちと共同生活しながら、読書感想文を自動的に作文することに挑戦します。
- 感想文を書きたい本を、各々が持参してください (電子書籍も可)。
- 本が思い浮かばない場合は、例えばこんな本はいかがでしょうか
(大人のみなさんからのお奨めです)。- 養老孟司「解剖学教室へようこそ」, ちくま文庫
- 菅野仁「友だち幻想」, ちくまプリマー新書
- ミヒャエル・エンデ「モモ」, 岩波少年文庫
- ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」, 岩波少年文庫
- 山中恒「ぼくがぼくであること」, 岩波少年文庫
- ヨシタケシンスケ「りんごかもしれない」, ブロンズ新社
- 村上龍「(新)13歳のハローワーク」, 幻冬舎
- 孫泰蔵「冒険の書 AI時代のアンラーニング」, 日経BP
- ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」, 新潮文庫
- サン=テグジュペリ「星の王子さま」, 新潮文庫
- 司馬遼太郎「燃えよ剣」, 新潮文庫
- 小林多喜二「蟹工船」, 新潮文庫
- 斉藤賢爾「不思議の国のNEO ─ 未来を変えたお金の話」, 太郎次郎社エディタス
- 高橋真樹「こども気候変動アクション30」, かもがわ出版
- 佐藤慧「10分後に自分の世界が広がる手紙」シリーズ, 東洋館出版社
- 鈴木祐子「義足のアスリート 山本篤」, 東洋館出版社
- 中沢啓治「はだしのゲン」, 中公文庫
- 森野榮一, 斉藤賢爾「ぼくらのおカネをつくろうよ 上/下」, 自由経済研究 (36)/(37)
- 辻村深月「かがみの孤城」, ポプラ文庫
- 森絵都「みかづき」, 集英社文庫
- L.M. モンゴメリ「赤毛のアン」, 文春文庫
- ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」, ハヤカワ文庫
- 山形浩生 監修「まんがでわかる ジョージ・オーウェル『1984年』」, 宝島社
- 田沢五月「海よ光れ! : 3・11 被災者を励ました学校新聞」, 国土社
- 感染症対策として、電車・バスでの移動中など、人混みの中ではマスク (不織布) の着用を推奨します。
【参加申し込み】
定員に達したため募集をしめきりました!
上記のフォームが使えない場合は、お子さまのお名前 (ふりがな)、生年月日、学校名・学年、保護者のお名前、保護者のメールアドレス、電話番号、ご住所、ご希望の集合場所、「どんな本の感想文を書きたいか」をご記入の上、info@academy-camp.org 宛てにメールにてお申し込みください。
※ 携帯アドレスでお申し込みの方は、info@academy-camp.org からのメールを受信できるように設定ください。
※ ezweb の場合は上記アドレスからのメールが届かないこともありますので、2日経っても返事がない場合は電話番号を添えてメールにてお問い合わせください。
※ Gmail の場合、上記アドレスからのメールが届きにくくなっています (Gmail の受信ポリシーが厳しくなったためです)。返事がない場合、迷惑メールに振り向けられている場合もございますので、念のためご確認してからお問い合わせください。
実施責任者
- 斉藤 賢爾
(早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授 /
慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員 /
アカデミーキャンプ代表理事) - 南 政樹
(アカデミーキャンプ理事)
共催
慶應義塾大学 SFC 研究所 パブリックテクノロジーデザインコンソーシアム
助成
GlobalGiving grant made in partnership with Riot Games