【希望日程アンケート】アカデミーキャンプ 2021VR(仮称)

[VR空間で他人とコミュニケーションを取ることが出来るSNSを利用する人たちのイラスト]

2011年から福島のこどもたちを主な対象として活動してきたアカデミーキャンプでは、VR (Virtual Reality; 仮想現実) でキャンプを行う「アカキャン VR」の検討を始めています。2021年5月に開催できればと考えていますが、ご興味のある方は、開催日程に関するアンケートにぜひお答えください。

https://forms.gle/4SmJEDixA9byGNfz7

アンケートの対象は以下のみなさんです。

  • 過去にアカキャンに参加した小・中・高校生(の保護者)のみなさん
  • これからアカキャンに参加してみたい小・中・高校生(の保護者)のみなさん
  • アカキャンにスタッフとして参加を希望する大学生・大学院生・専門学校生・社会人のみなさん

キャンプの対象は、VR ヘッドセットを使う場合は全国の中学生・高校生で、VR ヘッドセットを使わない小学生向けのキャンプも同時開催します。スタッフは大学生・大学院生・専門学校生・社会人を若干名募集予定です。

【活動予定】アカデミーキャンプ 2020春は中止しますが、部分的にオンラインで開催します

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

Maker Faire Tokyo から (2019)
[Maker Faire Tokyo から (2019)]

この投稿では、残念なお知らせをしなければなりません。最近の日本 (および他の国や地域) における新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19) の流行に鑑みて、残念ながら、アカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」を中止することにしました。少なくとも、物理的な場所では開催しません。

2月26日、当キャンプのスタッフが教職員や学生として所属する大学から発表があり、次のいずれかに該当する場合には、当該大学の教職員や学生が関わるイベントを中止したり延期することが要請されました。

1) 参加者同士が濃厚接触する可能性が高いイベント、飲食を伴うイベント等
2) 特に重症化リスクが高いとされる方が多く参加するイベント等

私たちのキャンプが条件 1) を満たしていることは明らかです。しかし、その一方で、私たちはキャンプを実施する上で、常に (ある意味) 独立自尊の精神を説いてきました。私たちは単に人の言うことを聞くわけにはいかないのです。

ウイルスがプロットの中で重要な位置を占める SF映画「12モンキーズ」では、主人公がこのように憤るシーンがあります。「ウイルスが大事なんじゃなくて、命令に従うことが大事なんだな。言われた通りにすることが」もちろん、大事なのは命令に従うことや要求に答えることではありません。ウイルスに対策することです。

そこで私たちは、この機会に改めて開催の是非を検討しました。新型コロナウイルスによる感染症については、今のところ、こどもたちが重症になったという報告はほとんどありません。しかし、重症化する危険性のある多くの人々を守るために、感染の拡大を食い止める必要があります。そのためには、こどもたちもできる限り感染しないようにしなければなりません。そのためには、こどもたちが互いと手の届く範囲で長時間話したり、多くの人と食事をする機会を減らさなければなりません。残念ながら、キャンプは友だちとたくさんの時間を過ごし、一緒に食べたり飲んだりするような機会です。私たちは、このような理由により、このままキャンプを続けるべきではないと判断しました。

しかし、転んでもただでは起きない、というのも私たちの精神です。

キャンプが予定されていた3月20, 21, 22日のいずれかもしくは毎日、インターネットに接続できるカメラ付きのパソコンやスマートフォンを使って、こどもたちやそのご家族とオンラインで会える機会を設けることにしました。この投稿に添付されている写真が示すように、私たちはこどもたちにコンピュータの画面を通してコミュニケーションする機会を沢山提供してきましたが、これも同様に、こどもたちの経験を広げ、インターネットを通して人々と交流する力を育てるまたとない機会になることを確信しています。

パズルを解く (2018)
[パズルを解く (2018)]

ドローンを操縦する (2017)
[ドローンを操縦する (2017)]

IoT カメラタグから (2016)
[IoT カメラタグから (2016)]

タブレットでゲームをプレイする (2015)
[タブレットでゲームをプレイする (2015)]

【活動ふりかえり&予定】アカデミーキャンプ的「手洗い」

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

6年前のキャンプでは看護学生が手洗いを指導しました
[6年前のキャンプでは看護学生が手洗いを指導しました]

2020年2月現在、日本では新型コロナウイルスによる感染症 COVID‐19 のアウトブレイクが進行中です。東京やその他各地の多くの大きなイベントが延期されたり規模が縮小されたりしています。私たちの次のキャンプは、福島県の猪苗代湖の近くで開催するアカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」ですが、現時点では、参加する人数が相対的に少ない(約37名のこどもたちと13名程度のスタッフ) ことから、計画通りにキャンプを実施したいと考えています。もちろん、この決定は、今後、状況がどう展開するかによって変わることがあり得ます。

キャンプ開催にあたっては、もちろん万全を期します。スタッフやその同居家族に発熱などの症状がある場合、そのスタッフはキャンプに参加できません。参加するこどもたちやそのご家族の皆様にも同じようにご協力をお願いしたいと考えています。

さて、米国 CDC (疾病管理予防センター) が日本への渡航を検討している人たちに通知を出していますが、これは日本国内の旅行者にとっても有益な情報を含んでいます。その通知では、高齢者や慢性疾患のある人は、不必要な旅行を延期することを検討すべきで、旅行者は病人との接触を避け、頻繁に手を洗うべきだと述べています。

そう、こまめに手を洗うことが大切です。適切な方法で!

6年前、猪苗代湖の近くで開催したアカデミーキャンプ 2014冬では、私たちは手洗いによる衛生など、健康や身体に関する課題に取り組みました。その中で私たちは「エビデンスベースト手洗い」とでも呼ぶべきプログラムを実施しました。

まず、こどもたちのグループがそれぞれ手洗いの最善の方法について仮説を立て、特別なローションで手を汚した後に手を洗い、その結果をブラックライトで確認しました。そして看護学生たち (当時; 今では看護師ですね) が、どのように手を洗うように訓練されているかを見せて、それに沿って、実際の食事前には手洗いの「ベストプラクティス」をやってみました。

次回のキャンプでは、このことをもう一回やった方がよいかも知れません。奇しくも 6年前と同じ会場です。再び訪れることを楽しみにしています。

1,000回以上もご寄付をいただきました!

2020年2月23日現在、GlobalGiving を通して世界中からこれまでに 1,000件以上のご寄付が寄せられました!福島のこどもたちとアカデミーキャンプのために皆様がしてくれたすべてのことに、今一度、感謝を込めて。

まず洗ってみた
[まず洗ってみた]

ブラックライトで洗い残しを確認
[ブラックライトで洗い残しを確認]

2回目の手洗い - 改善された方法で
[2回目の手洗い – 改善された方法で]

食事の時間 - 今回、同じ会場に戻ってきます
[食事の時間 – 今回、同じ会場に戻ってきます]

【ご報告】アカデミーキャンプこどもセーフガード憲章、そして2020へ

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

2019夏キャンプから
[2019夏キャンプから]

私たちはいつもこのように行動してきたと信じますが、明文化しました。本日、「アカデミーキャンプこどもセーフガード憲章」を公開します。

『私たちアカデミーキャンプの仲間たちは、メンバー (参加するこどもたち) に対して次のことを守ります。

  1. メンバーの命と健康を最優先に考え、メンバーを保護します。
  2. メンバーが達成したいゴールの理解に努め、そのゴールをメンバー自身が達成できるようにサポートします。
  3. 民族・性別・年齢・宗教・性的指向・その他心身のコンディション等、いかなる条件にもよらず、すべてのメンバーに等しく機会を提供します。
  4. そのために必要な個別のケアをします。

 私たちアカデミーキャンプの仲間たちは、上のことが守られるよう、内外の脅威に対して備え、常に私たち自身をトレーニングし、私たちが提供する体験の向上に努めます。また、キャンプの外で出会うすべてのこどもたちに対しても同様に接します。』

この憲章はすでに2019年の夏からスタッフの間で共有されており、8月に開催した夏キャンプのスタッフマニュアルにも掲載していましたが、この度、公開することにしました。

9月にはスタッフトレーニングのためのキャンプを東京 (代々木) で開催し、ふりかえりとチームビルディングのワークショップ等を楽しく行いました。参加したスタッフの中には、福島出身で過去に私たちのキャンプにメンバーとして参加していた学生たちもいました。

次のアカデミーキャンプは 2020年3月 (3/20-22) です!猪苗代湖のほとりの会場に戻ってきます。たくさんの遊びや学びの体験になることを期待して準備を進めています。

GlobalGiving 2019 #GivingTuesday キャンペーン

いつも私たちのキャンプを応援してくださり、ありがとうございます。GlobalGiving でのキャンペーンのお知らせです。日本時間 2019年12月3日(火) 14:00:00 から 12月4日(水) 13:59:59 までの間に GlobalGiving を通してオンラインでご寄付をいただくと、このために用意された $500,000米ドル (約5,400万円) のマッチング資金がご寄付の割合に応じて分配されます。この素晴らしい機会に、ぜひ福島のこどもたちとアカデミーキャンプにさらなるご支援を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

スタッフキャンプから - 自分自身をふりかえる
[スタッフキャンプから – 自分自身をふりかえる]

2019冬キャンプから
[2019冬キャンプから]

2019夏キャンプから
[2019夏キャンプから]

【活動予定】Maker たれ ─ アカデミーキャンプ 2019夏へ

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

SDG 14 : 海の豊かさを守ることも考えます
[海の豊かさを守ることも考えます (SDG 14)]

この夏、アカデミーキャンプは、総勢 50名を超える福島のこどもたちとともに、ふたつのキャンプを開催します。

最初のキャンプは藤沢市に位置する慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)にて開催し、キャンプ中の 2日間、東京・お台場に移動して Maker Faire Tokyo 2019 に出展者として参加します。球形ロボットを使った e-スポーツのルールを即興で来場者たちと考え、一緒に遊びます。ちょうど私たちの今年 2月のキャンプ、アカデミーキャンプ 2019冬「乙女のためのオートメーション」でやったようにです。今年は Maker Faire に VISITOR ではなく MAKER として戻れてとても嬉しいです!

ふたつ目のキャンプは、横浜市野島青少年研修センターにて開催し、八景島も訪問します。八景島は、ご存知のとおり水族館やその他のお楽しみが一杯の島で、私たちは「持続可能な開発目標 (SDG) 14 : 海の豊かさを守ろう」の調査のためにそこを訪れます。キャンプ中は SDGs について、特に海の生き物との関連を含み、広範囲に考えます。また、即興劇の俳優のみなさまともワークショップをする予定です。

どちらのキャンプでも、開発中の、2050年の社会をどのように創るかを考えるためのゲームをみんなでプレイします。私たちの基本的な理解は、この急速に変化する世界の中で、今を生きるこどもたちは明日の作り手である、ということです。この夏のキャンプのタイトルを改めて紹介しましょう。アカデミーキャンプ 2019夏「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」です。私たちはこどもたちにそうしてもらうのがよいと本当に思っているのです。ここは彼ら・彼女らの世界です。

ご寄付を募集しています!

みなさまからのご支援、いつもありがとうございます!今年は、現段階で、夏のふたつのキャンプを最小限の規模でなんとか開催できる程度の予算がありますが、こどもたちが明日の Maker になるためにより多彩な体験ができ、また、次の冬・春を含め、アカデミーキャンプを継続して開催していくために、みなさまからの更なるご支援を必要としています。

世界の NPO のための国際クラウドファンディング GlobalGiving では、7月18日にボーナスデイを開催します。その日 (日本時間 7月18日(木) 22:00 から翌 19日(金) 12:59 まで、または GlobalGiving が用意した資金が尽きるまで) のご寄付については、米ドル換算で 100ドル以上のご寄付に対して、次のように上乗せされて私たちに届きます。

米ドル $100 – $499 → 15% 上乗せ
米ドル $500 – $749 → 30% 上乗せ
米ドル $750 – $1,000 → 50% 上乗せ

どうかこの素晴らしい機会に、福島のこどもたちとアカデミーキャンプにご支援を賜れれば幸いです。何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプ宛てご寄付募集ページ :
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

球体ロボットで遊びます ─ みんなと!
[球体ロボットで遊びます ─ みなさんと!]

VISITOR ではなく MAKER として帰ってきます
[VISITOR ではなく MAKER として帰ってきます]

Maker Faire Tokyo 2019 に出展します
[Maker Faire Tokyo 2019 に出展します]

ジャンプ!
[ジャンプ!]

【活動予定】未来創りの土俵が待っている ─ アカデミーキャンプ 2019夏

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

[今相手がいるところでなく、動いていく先に目がけて投げるんだ]
[今相手がいるところでなく、動いていく先に目がけて投げるんだ]

アカキャンは 9回目の夏を迎えます。そして今年の夏も 8月にふたつのキャンプを開催します!今度は藤沢、横浜、東京をまたにかけるキャンプです。それぞれ、東日本大震災・津波・原発事故の影響を2011年3月から受けている、福島やその他の地域から 25名程度の小学生・中学生・高校生を募集する予定です (募集開始までちょっと待ってくださいね)。まだタイトルが付いていない、これらふたつのキャンプでは、ふたたび、今のこどもたちが将来向き合うだろう未来にフォーカスを当てます。私たちは、こどもたちが成長したときに世界がどんな風になっているのかは、彼ら・彼女ら自身が決めるのだと基本的に信じています。

第1期のキャンプでは、昨年訪問した “Maker Faire Tokyo” を再び訪れますが、今度は単にビジターではないことを狙っています!(それが可能になるか分かるためには、もうちょっと待たなければなりません。)
[2019-06-10 追記 : アカデミーキャンプは Maker Faire Tokyo 2019 に出展いたします!]

第2期のキャンプでは、5年以上前に過去のアカキャンを実施した、横浜の野島に帰ってきます。

[2019-06-11 追記
 第1期 : 8/2-6 (予定)
 第2期 : 8/12-16 (予定)
]

どちらのキャンプでも、こどもたちが自分たち自身の未来創りを体験できるような機会を用意すべく、鋭意、準備を進めています。参加募集をお楽しみに!

ご寄付を募集しています!

みなさまからのご支援、いつもありがとうございます!今年は、現段階で、上記のふたつのキャンプを最小限の規模でなんとか開催できる程度の予算がありますが、こどもたちがより多彩な体験ができ、また、次の冬・春を含め、アカデミーキャンプを継続して開催していくために、みなさまからの更なるご支援を必要としています。どうかこの機会に、福島のこどもたちとアカデミーキャンプをご支援賜れれば幸いです。何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプ宛てご寄付募集ページ :
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

[テクノロジーを表現のために使う]
[テクノロジーを表現のために使う]

[いつもいっしょに楽しんできた]
[いつもいっしょに楽しんできた]

[またこのサイトに帰ってきます]
[またこのサイトに帰ってきます]

[今度は、ビジターでは無しに]
[今度は、ビジターでは無しに]

【活動予定】めざせスチームガール!─ アカデミーキャンプ 2019冬

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

テクノロジーはオモチャに似ている
[テクノロジーはオモチャに似ている (2018夏より)]

来る 2019年2月の三連休、私たちはアカデミーキャンプ 2019冬「乙女のためのオートメーション 〜 カワイイは自動化できる!」を慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) (神奈川県藤沢市) にて開催します。

でも何故「乙女のためのオートメーション」?

こどもたち自身が自分で未来を拓いていくためのひとつの鍵は STEM (Science, Technology, Engineering and Mathematics; 科学・技術・工学・数学) だと、多くの人々が認識していると思います。しばしば、そこに Art (芸術) が加えられ、STEAM という用語にもなっています。なので STEAM (スチーム) ガールです (もちろん、”AKIRA” で知られる大友克洋氏による “STEAMBOY” に敬意を表しています)。

日本で STEAM ガールになることは、大変です。幾つかの医大が、長年に渡り、女子学生の数を抑えるために入試の得点を操作していたというニュースは、人々を驚かせました。私たちアカデミーキャンプは、決してそんなことはしません。ですが、STEAM 方面の活動を活発にしたここ最近のキャンプでは、男子に比べて女子の参加数が圧倒的に少なかったのも事実です。私たちのキャンプ、そして科学一般は、女子やその保護者の興味を引かないのでしょうか?多分、日本の社会全体が、古い規範に囚われているのかも知れません。いずれにせよ、私たち日本の文化が、女性が科学分野で活躍することを抑えてきたことは確かです。何とかしなければなりません。

この「乙女のためのオートメーション」キャンプは、アカキャンによる答えのひとつです。このキャンプでは、カワイイと感じるメカニズムを探求します。そして、一番カワイイ、ロボット工学的な動作やサウンドを創り出すことに挑戦します。でも、女子のことを型にはめて考えているのではありません。「カワイイ」モノやコトへの愛情は、女性特有と思われるかも知れませんが、男性も持っている感覚です。なので、この「乙女のためのオートメーション」キャンプには男子も歓迎です!

実際、今のところ、このキャンプには男子の方が女子よりもちょっとだけ多く参加する見込みです。高校生サブリーダーたちと、このキャンプのメインターゲットである小中学生たちが、すでに申し込んでくれています。おかげさまで、過去、STEAM 方面の活動にフォーカスしてきた一連のキャンプと比べても、多くの女子たちの興味を引くことに成功したようです。

こどもたちが STEAM ガールや STEAM ボーイになることをご支援ください

年の瀬です。GlobalGiving での Year-End キャンペーンも大晦日まで続行中です。この機会に、ぜひ福島のこどもたちとアカデミーキャンプにご支援を賜れれば幸いです。
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

私たちのキャンプは、2011年3月に発生した福島第一原発事故が契機となっており、その動機は今でもまったく変わっていません。私たちは、長期的な解決は、東北から若いリーダーたちを生み出していくことだと思っています。だからこそ、最近はこどもたちが STEAM 方面で活動することにフォーカスしているのです。彼女ら・彼らが STEAM ガール、STEAM ボーイになって、周囲の難題に自ら挑んでいけるようになることをご支援ください。

カメラ遊びも楽しい
[カメラ遊びも楽しい (2016夏より)]

ドローンを飛ばすときは集中が必要
[ドローンを飛ばすときは集中が必要 (2016夏より)]

コンピュータを使うのは自分との対話みたい
[コンピュータを使うのは自分との対話みたい (2018夏より)]

ガールズトーク ─ 議題は「持続可能な開発目標」
[ガールズトーク ─ 議題は「持続可能な開発目標 (SDGs)」 (2018夏より)]

【活動予定】いくつかの夢が叶うとき ─ アカデミーキャンプ 2018夏

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

2011夏から ─ 誰かがリーダーとして帰ってきます
[2011夏から ─ 誰かがリーダーとして帰ってきます]

今年の夏も、2期のキャンプを神奈川県藤沢市の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開催し、それぞれ最大24名の福島からの小・中学生や高校生たちの参加を待っています。

今年はアカデミーキャンプにとって 8回目の夏となります。東日本大震災と原発事故が発生した年、2011年の 8月に、私たちの最初のキャンプに小学6年生として参加したこどもたちも、今年の春に高校を卒業し、大学や短大に入学したりしています。その中の何人かでも、学生ボランティアとしてアカデミーキャンプに帰ってきてくれないかな、という期待を込めて、今年はボランティアの公募を早めにかけてみました。それが素晴らしい結果となりました。

私たちのキャンプの最初の年に小学生として参加したこどもたちのうち、これまでに少なくとも 3名が、今年はボランティアとして帰ってきて、リーダーとして福島のこどもたちの面倒をみてくれることになりました。こうしたことは、2011年当時に中学生だった参加者たちについて、すでに起きていたことですが、今年はより若い世代の登場となります。私たちは、以前から 2018年の夏が来るのを待ち望んでいました。こんなことが起きるんじゃないかな、と思っていたからです。ひとつの夢が叶います!

この夏、アカデミーキャンプはこどもたちの夢も叶えます ─ 宿題を自動的にやっちゃいます! 『アカデミーキャンプ 2018夏「オッケーグーグル、宿題やっといて!」』(はい、これが今夏のキャンプの正式名称です) では、こどもたちの夏休みの宿題 (日本では夏休みに宿題があるのです) を模擬的に作った計算ドリルや読書感想文などをどうやれば自動的に処理できるか、チャレンジをします。

なぜ私たちはそんなことをしたいのでしょうか。こどもたちを怠け者にしたいから?

まったく逆です。物事を自動化するのは大変で、自動化したい物事についての熟達した知識を要します。私たちは、参加するこどもたちが、学校で習っていることをより深く理解することになると期待しているのです。もちろん、今夏のキャンプも他のお楽しみも満載です!

いつものように、参加の応募はぐんぐん定員に近づいています。

参加募集 : https://academy-camp.org/2018/06/11/acamp2018s-cfp/
ボランティア募集 : https://academy-camp.org/2018/06/12/acamp2018s-staff-cfp/

自動化で勉強を楽しくしちゃおう
[自動化で勉強を楽しくしちゃおう]

横浜や東京へのお出かけもあります
[横浜や東京へのお出かけもあります]

【活動予告】アカデミーキャンプ 2018夏

アカデミーキャンプ 2018夏の開催日程が決まりました。間もなく募集をはじめます!
(助成元の承認を待っております。もう少しお待ちください。)

第1期 : 8月4日(土)〜8日(水)
第2期 : 8月20日(月)〜24日(金)
場所 : 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス (SFC) 未来創造塾 滞在棟

お楽しみに!