【活動予定】アカデミーキャンプ 2020春は中止しますが、部分的にオンラインで開催します

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

Maker Faire Tokyo から (2019)
[Maker Faire Tokyo から (2019)]

この投稿では、残念なお知らせをしなければなりません。最近の日本 (および他の国や地域) における新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19) の流行に鑑みて、残念ながら、アカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」を中止することにしました。少なくとも、物理的な場所では開催しません。

2月26日、当キャンプのスタッフが教職員や学生として所属する大学から発表があり、次のいずれかに該当する場合には、当該大学の教職員や学生が関わるイベントを中止したり延期することが要請されました。

1) 参加者同士が濃厚接触する可能性が高いイベント、飲食を伴うイベント等
2) 特に重症化リスクが高いとされる方が多く参加するイベント等

私たちのキャンプが条件 1) を満たしていることは明らかです。しかし、その一方で、私たちはキャンプを実施する上で、常に (ある意味) 独立自尊の精神を説いてきました。私たちは単に人の言うことを聞くわけにはいかないのです。

ウイルスがプロットの中で重要な位置を占める SF映画「12モンキーズ」では、主人公がこのように憤るシーンがあります。「ウイルスが大事なんじゃなくて、命令に従うことが大事なんだな。言われた通りにすることが」もちろん、大事なのは命令に従うことや要求に答えることではありません。ウイルスに対策することです。

そこで私たちは、この機会に改めて開催の是非を検討しました。新型コロナウイルスによる感染症については、今のところ、こどもたちが重症になったという報告はほとんどありません。しかし、重症化する危険性のある多くの人々を守るために、感染の拡大を食い止める必要があります。そのためには、こどもたちもできる限り感染しないようにしなければなりません。そのためには、こどもたちが互いと手の届く範囲で長時間話したり、多くの人と食事をする機会を減らさなければなりません。残念ながら、キャンプは友だちとたくさんの時間を過ごし、一緒に食べたり飲んだりするような機会です。私たちは、このような理由により、このままキャンプを続けるべきではないと判断しました。

しかし、転んでもただでは起きない、というのも私たちの精神です。

キャンプが予定されていた3月20, 21, 22日のいずれかもしくは毎日、インターネットに接続できるカメラ付きのパソコンやスマートフォンを使って、こどもたちやそのご家族とオンラインで会える機会を設けることにしました。この投稿に添付されている写真が示すように、私たちはこどもたちにコンピュータの画面を通してコミュニケーションする機会を沢山提供してきましたが、これも同様に、こどもたちの経験を広げ、インターネットを通して人々と交流する力を育てるまたとない機会になることを確信しています。

パズルを解く (2018)
[パズルを解く (2018)]
ドローンを操縦する (2017)
[ドローンを操縦する (2017)]
IoT カメラタグから (2016)
[IoT カメラタグから (2016)]
タブレットでゲームをプレイする (2015)
[タブレットでゲームをプレイする (2015)]