【活動予定】めざせスチームガール!─ アカデミーキャンプ 2019冬

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

テクノロジーはオモチャに似ている
[テクノロジーはオモチャに似ている (2018夏より)]

来る 2019年2月の三連休、私たちはアカデミーキャンプ 2019冬「乙女のためのオートメーション 〜 カワイイは自動化できる!」を慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) (神奈川県藤沢市) にて開催します。

でも何故「乙女のためのオートメーション」?

こどもたち自身が自分で未来を拓いていくためのひとつの鍵は STEM (Science, Technology, Engineering and Mathematics; 科学・技術・工学・数学) だと、多くの人々が認識していると思います。しばしば、そこに Art (芸術) が加えられ、STEAM という用語にもなっています。なので STEAM (スチーム) ガールです (もちろん、”AKIRA” で知られる大友克洋氏による “STEAMBOY” に敬意を表しています)。

日本で STEAM ガールになることは、大変です。幾つかの医大が、長年に渡り、女子学生の数を抑えるために入試の得点を操作していたというニュースは、人々を驚かせました。私たちアカデミーキャンプは、決してそんなことはしません。ですが、STEAM 方面の活動を活発にしたここ最近のキャンプでは、男子に比べて女子の参加数が圧倒的に少なかったのも事実です。私たちのキャンプ、そして科学一般は、女子やその保護者の興味を引かないのでしょうか?多分、日本の社会全体が、古い規範に囚われているのかも知れません。いずれにせよ、私たち日本の文化が、女性が科学分野で活躍することを抑えてきたことは確かです。何とかしなければなりません。

この「乙女のためのオートメーション」キャンプは、アカキャンによる答えのひとつです。このキャンプでは、カワイイと感じるメカニズムを探求します。そして、一番カワイイ、ロボット工学的な動作やサウンドを創り出すことに挑戦します。でも、女子のことを型にはめて考えているのではありません。「カワイイ」モノやコトへの愛情は、女性特有と思われるかも知れませんが、男性も持っている感覚です。なので、この「乙女のためのオートメーション」キャンプには男子も歓迎です!

実際、今のところ、このキャンプには男子の方が女子よりもちょっとだけ多く参加する見込みです。高校生サブリーダーたちと、このキャンプのメインターゲットである小中学生たちが、すでに申し込んでくれています。おかげさまで、過去、STEAM 方面の活動にフォーカスしてきた一連のキャンプと比べても、多くの女子たちの興味を引くことに成功したようです。

こどもたちが STEAM ガールや STEAM ボーイになることをご支援ください

年の瀬です。GlobalGiving での Year-End キャンペーンも大晦日まで続行中です。この機会に、ぜひ福島のこどもたちとアカデミーキャンプにご支援を賜れれば幸いです。
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

私たちのキャンプは、2011年3月に発生した福島第一原発事故が契機となっており、その動機は今でもまったく変わっていません。私たちは、長期的な解決は、東北から若いリーダーたちを生み出していくことだと思っています。だからこそ、最近はこどもたちが STEAM 方面で活動することにフォーカスしているのです。彼女ら・彼らが STEAM ガール、STEAM ボーイになって、周囲の難題に自ら挑んでいけるようになることをご支援ください。

カメラ遊びも楽しい
[カメラ遊びも楽しい (2016夏より)]
ドローンを飛ばすときは集中が必要
[ドローンを飛ばすときは集中が必要 (2016夏より)]
コンピュータを使うのは自分との対話みたい
[コンピュータを使うのは自分との対話みたい (2018夏より)]
ガールズトーク ─ 議題は「持続可能な開発目標」
[ガールズトーク ─ 議題は「持続可能な開発目標 (SDGs)」 (2018夏より)]