【活動報告】アカデミーキャンプ初のオンライン開催

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

初のオンラインギャザリングにチェックイン!
[初のオンラインギャザリングにチェックイン!]

前回のご報告でも書いたように、新型コロナウイルスによる感染症 COVID-19 がパンデミックの状態にあることから、春のキャンプを取りやめ、代わりにアカデミーキャンプ初となるオンライン集会を 3月の 3連休中の2日間に行いました。各日、朝と夜のセッションを1時間ずつ行い、各セッションの前に30分の準備時間を設けました。

中止になった 2020年3月の春キャンプに参加予定だったこどもたちを招待したところ、計20名ほどのこどもたち(小学生 8名を含む)とスタッフ 6名がこのオンラインの集いに参加してくれました。オンライン動画コミュニケーションツールを初めて利用する子も多かったのですが、テキストチャットを使ったり、グループに分かれたりと、ゲームをしながら使い方を学んでいくうちに、最終的にはおそらく大人よりも上手にオンラインでコミュニケーションが取れるようになったのではないかと思います。私たちがやってみて、効果があったと思うのは例えば次のことです。

1) 準備時間(最初の30分)は、初心者が初めてつなげるために試行錯誤する時間ですが、その間、落書き用のホワイトボードを共有して、みんなが描く絵やテキストの話をしながら、ツールの使い方に慣れてもらい、いくつかの高度な使い方を知ってもらい、かつ、ただ座って見ているだけではなく、積極的に参加できる場所であることを実感してもらいました。

2) チャットを利用して、しりとりや文字階段 (みんなで 1文字ずつ長い単語を書いていく) などの言葉遊びをして、ツールを使って話すことと書くことの両方で流暢になれるようにしました。

3) ツールのブレイクアウト機能を利用して参加者を少人数のグループに分け、各グループにはスタッフがファシリテータとして参加し、こどもたちが話しやすいようにしました。

また、今月は日本全国の学校で臨時休校が実施されたわけですが、その間の生活についても話をしました。このトークをしたときの参加者は生徒・学生、小学校教諭、大学教授で、みんな学校関係者でした。ある女の子は、休校中の生活にストレスを感じているといいますが、このオンラインの集まりでストレスが和らいだと話していました。

全体的に、このオンラインの集まりは良かったと思います。またやってみたいという声も多くありました。実はこれは、今年、企画するかもしれない私たちのこれからの活動の実験というか、パイロットプログラムのようなものでした。

少しずつ (Little by Little) 力を貸してください

NPO 専用の国際クラウドファンディング GlobalGiving では、2020年3月の Little by Little マッチングキャンペーンを日本時間 3月28日(土) 12:59 まで実施しています。おひとり 50米ドルまで、GlobalGiving を通したアカデミーキャンプへのご寄付に 50% が上乗せされて届きます!この機会に、このもうひとつの困難を乗り越えるために、福島のこどもたちとアカデミーキャンプにぜひご支援をお願いいたします。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプのページ :
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

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ホワイトボードはカオスになったけど、それも楽しい
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