【参加募集】ズームイン!!アカキャン!May 2020 “STAY HOME, ENJOY LIFE”

今度のキャンプは、本格的にオンラインで開催だ!

[ソーシャルディスタンシング! (社交的に距離をとろう!)]
家にいることには無限の可能性がある!
[家にいることには無限の可能性がある!]

【開催趣旨】 ─ 家にいることには無限の可能性がある。

2020年4月現在、新型コロナウイルス SARS-CoV-2 による感染症 COVID-19 がパンデミック (世界的大流行) を起こしており、現在、首都圏と大阪・兵庫、福岡では緊急事態が宣言されています (4月17日追記 : その後全国に拡大されました)。ただごとではない状況の中で、学校が臨時休校したり、家族が在宅で働いたり、いつもとは違う生活がはじまっています。

5月にはせっかくの連休がありますが、もし3月からずっと学校が休みだったら、変わり映えがしませんし、しかも連休だけどずっと家にいた方がよいのです。外出を避け、感染の機会を減らせば、それだけ新しく病気になる人が減って、貴重な医療の資源を重症の患者に振り向けてより多くの命を救うことができます。みなさん自身とみなさんの大切な人を守るために、ぜひずっと家にいてください。英語ではそのことを “Stay Home, Save Life (または Lives) (家にいて命を救おう)” と言ったりします。

でもアカデミーキャンプ (アカキャン) は、楽しいことが基本です。”Stay Home, Enjoy Life (家にいて、生活を、人生を、命を楽しもう)” です。家にいることには無限の可能性があります!インターネットで世界のどことでもつながって、新しい体験ができます。そんなオンラインのキャンプを、今回は福島のこどもたちだけではなく、その他の地域のこどもたちとも一緒に楽しみたいと思います。ふるってご参加ください。

(4月17日追記 →) 検討中の内容は「Zoom の使い方 (多分、大抵の大人より詳しくなれます)」「天文学」「即興劇ワークショップ」「歌う」「ドローン」などです (変更の可能性があります; 続々とアップデートしていきますね!)。

今回のパンデミックは、おそらく世界を変えます。このパンデミックが終息したら、世界は元に戻るのではなく、新しく生まれ変わるでしょう。こどもたちと若いみなさんは、そんな世界を創り上げていく主役です。今のうちから、どんな世界にしていきたいか、このキャンプを通して一緒に考えましょう。

特にティーンエイジャー (13歳〜) には、そのための別の役割も用意しました。このオンラインキャンプと並行してオンラインのコミュニティを開設し、キャンプに企画から関わったり、自分たちで独自の活動をしていくことができます。今回のキャンプや、過去の最近のキャンプの参加者のうち該当する人には別途ご案内を差し上げます。お楽しみに!

【実施概要】

  • 会期 :
    • 2020年5月2日(土)〜6日(水・祝) [5日間]
  • 対象 (定員) :
    • 福島県在住の小学4年生〜中・高校生 (20名ほど)
    • それ以外に在住の小学4年生〜中・高校生 (10名ほど)

      ※ 小3以下の参加ご希望についてはご相談ください (兄弟・姉妹との参加に限り配慮します)
      ※ 高校生はサブリーダー (大学生リーダーらをサポートし、リーダー体験ができる参加者) としての活躍を期待します

  • 会場 : Zoom ミーティング (予定)
    (インターネットに接続できるパソコン(カメラ付き)、スマートフォン、タブレットでご参加いただけます)
  • 参加費:無料
    (通信費はご負担ください。何らかの定額サービスへの加入をお奨めします)

【参加にあたって】

  • 当日はつなぎっぱなしではなく、時間を決めてプログラムを実施しますが、どの時間帯に何を実施するかは未定です (参加者には会期までに時間割をお知らせいたします)。5日間、家にいる (あとは近所で軽く運動する程度の) 予定にしておいてください。
  • 会期中は、さまざまなことに興味をもつ大学生たちとオンラインで共同生活しながら、これまでの常識を覆すような新しいかたちの遊びや学びを体験し、これからの世界での生き方を考えるワークショップに参加します。

【参加申込み】

下記のフォームよりご登録ください。 https://forms.gle/1aQRVvKDWteFsQav6

上記のフォームが使えない場合は、お子さまのお名前 (ふりがな)、生年月日、学校名・学年、保護者のお名前、保護者のメールアドレス、オンライン参加用メールアドレス、電話番号、ご住所、「今回どんなことをやってみたいか」をご記入の上、info@academy-camp.org 宛てにメールにてお申し込みください。
※ 携帯アドレスでお申し込みの方は、info@academy-camp.org からのメールを受信できるように設定ください。
※ ezweb の場合は上記アドレスからのメールが届かないこともありますので、2日経っても返事がない場合は電話番号を添えてメールにてお問い合わせください。
※ Gmail の場合、上記アドレスからのメールが届きにくくなっています (Gmail の受信ポリシーが厳しくなったためです)。返事がない場合、迷惑メールに振り向けられている場合もございますので、念のためご確認してからお問い合わせください。

実施責任者

  • 斉藤 賢爾
    (早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授 /
    慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員 /
    アカデミーキャンプ代表理事)
  • 南 政樹
    (慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任助教 /
    アカデミーキャンプ理事)

共催

慶應義塾大学 SFC 研究所 パブリックテクノロジーデザインコンソーシアム

助成

パルシステム神奈川ゆめコープ市民活動応援プログラム

【活動報告】アカデミーキャンプ初のオンライン開催

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

初のオンラインギャザリングにチェックイン!
[初のオンラインギャザリングにチェックイン!]

前回のご報告でも書いたように、新型コロナウイルスによる感染症 COVID-19 がパンデミックの状態にあることから、春のキャンプを取りやめ、代わりにアカデミーキャンプ初となるオンライン集会を 3月の 3連休中の2日間に行いました。各日、朝と夜のセッションを1時間ずつ行い、各セッションの前に30分の準備時間を設けました。

中止になった 2020年3月の春キャンプに参加予定だったこどもたちを招待したところ、計20名ほどのこどもたち(小学生 8名を含む)とスタッフ 6名がこのオンラインの集いに参加してくれました。オンライン動画コミュニケーションツールを初めて利用する子も多かったのですが、テキストチャットを使ったり、グループに分かれたりと、ゲームをしながら使い方を学んでいくうちに、最終的にはおそらく大人よりも上手にオンラインでコミュニケーションが取れるようになったのではないかと思います。私たちがやってみて、効果があったと思うのは例えば次のことです。

1) 準備時間(最初の30分)は、初心者が初めてつなげるために試行錯誤する時間ですが、その間、落書き用のホワイトボードを共有して、みんなが描く絵やテキストの話をしながら、ツールの使い方に慣れてもらい、いくつかの高度な使い方を知ってもらい、かつ、ただ座って見ているだけではなく、積極的に参加できる場所であることを実感してもらいました。

2) チャットを利用して、しりとりや文字階段 (みんなで 1文字ずつ長い単語を書いていく) などの言葉遊びをして、ツールを使って話すことと書くことの両方で流暢になれるようにしました。

3) ツールのブレイクアウト機能を利用して参加者を少人数のグループに分け、各グループにはスタッフがファシリテータとして参加し、こどもたちが話しやすいようにしました。

また、今月は日本全国の学校で臨時休校が実施されたわけですが、その間の生活についても話をしました。このトークをしたときの参加者は生徒・学生、小学校教諭、大学教授で、みんな学校関係者でした。ある女の子は、休校中の生活にストレスを感じているといいますが、このオンラインの集まりでストレスが和らいだと話していました。

全体的に、このオンラインの集まりは良かったと思います。またやってみたいという声も多くありました。実はこれは、今年、企画するかもしれない私たちのこれからの活動の実験というか、パイロットプログラムのようなものでした。

少しずつ (Little by Little) 力を貸してください

NPO 専用の国際クラウドファンディング GlobalGiving では、2020年3月の Little by Little マッチングキャンペーンを日本時間 3月28日(土) 12:59 まで実施しています。おひとり 50米ドルまで、GlobalGiving を通したアカデミーキャンプへのご寄付に 50% が上乗せされて届きます!この機会に、このもうひとつの困難を乗り越えるために、福島のこどもたちとアカデミーキャンプにぜひご支援をお願いいたします。

GlobalGiving でのアカデミーキャンプのページ :
https://www.globalgiving.org/projects/academy-camp/

たくさんの「いいね!」
[たくさんの「いいね!」]

ホワイトボードはカオスになったけど、それも楽しい
[ホワイトボードはカオスになったけど、それも楽しい]

【活動予定】アカデミーキャンプ 2020春は中止しますが、部分的にオンラインで開催します

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

Maker Faire Tokyo から (2019)
[Maker Faire Tokyo から (2019)]

この投稿では、残念なお知らせをしなければなりません。最近の日本 (および他の国や地域) における新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19) の流行に鑑みて、残念ながら、アカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」を中止することにしました。少なくとも、物理的な場所では開催しません。

2月26日、当キャンプのスタッフが教職員や学生として所属する大学から発表があり、次のいずれかに該当する場合には、当該大学の教職員や学生が関わるイベントを中止したり延期することが要請されました。

1) 参加者同士が濃厚接触する可能性が高いイベント、飲食を伴うイベント等
2) 特に重症化リスクが高いとされる方が多く参加するイベント等

私たちのキャンプが条件 1) を満たしていることは明らかです。しかし、その一方で、私たちはキャンプを実施する上で、常に (ある意味) 独立自尊の精神を説いてきました。私たちは単に人の言うことを聞くわけにはいかないのです。

ウイルスがプロットの中で重要な位置を占める SF映画「12モンキーズ」では、主人公がこのように憤るシーンがあります。「ウイルスが大事なんじゃなくて、命令に従うことが大事なんだな。言われた通りにすることが」もちろん、大事なのは命令に従うことや要求に答えることではありません。ウイルスに対策することです。

そこで私たちは、この機会に改めて開催の是非を検討しました。新型コロナウイルスによる感染症については、今のところ、こどもたちが重症になったという報告はほとんどありません。しかし、重症化する危険性のある多くの人々を守るために、感染の拡大を食い止める必要があります。そのためには、こどもたちもできる限り感染しないようにしなければなりません。そのためには、こどもたちが互いと手の届く範囲で長時間話したり、多くの人と食事をする機会を減らさなければなりません。残念ながら、キャンプは友だちとたくさんの時間を過ごし、一緒に食べたり飲んだりするような機会です。私たちは、このような理由により、このままキャンプを続けるべきではないと判断しました。

しかし、転んでもただでは起きない、というのも私たちの精神です。

キャンプが予定されていた3月20, 21, 22日のいずれかもしくは毎日、インターネットに接続できるカメラ付きのパソコンやスマートフォンを使って、こどもたちやそのご家族とオンラインで会える機会を設けることにしました。この投稿に添付されている写真が示すように、私たちはこどもたちにコンピュータの画面を通してコミュニケーションする機会を沢山提供してきましたが、これも同様に、こどもたちの経験を広げ、インターネットを通して人々と交流する力を育てるまたとない機会になることを確信しています。

パズルを解く (2018)
[パズルを解く (2018)]

ドローンを操縦する (2017)
[ドローンを操縦する (2017)]

IoT カメラタグから (2016)
[IoT カメラタグから (2016)]

タブレットでゲームをプレイする (2015)
[タブレットでゲームをプレイする (2015)]

【活動ふりかえり&予定】アカデミーキャンプ的「手洗い」

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

6年前のキャンプでは看護学生が手洗いを指導しました
[6年前のキャンプでは看護学生が手洗いを指導しました]

2020年2月現在、日本では新型コロナウイルスによる感染症 COVID‐19 のアウトブレイクが進行中です。東京やその他各地の多くの大きなイベントが延期されたり規模が縮小されたりしています。私たちの次のキャンプは、福島県の猪苗代湖の近くで開催するアカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」ですが、現時点では、参加する人数が相対的に少ない(約37名のこどもたちと13名程度のスタッフ) ことから、計画通りにキャンプを実施したいと考えています。もちろん、この決定は、今後、状況がどう展開するかによって変わることがあり得ます。

キャンプ開催にあたっては、もちろん万全を期します。スタッフやその同居家族に発熱などの症状がある場合、そのスタッフはキャンプに参加できません。参加するこどもたちやそのご家族の皆様にも同じようにご協力をお願いしたいと考えています。

さて、米国 CDC (疾病管理予防センター) が日本への渡航を検討している人たちに通知を出していますが、これは日本国内の旅行者にとっても有益な情報を含んでいます。その通知では、高齢者や慢性疾患のある人は、不必要な旅行を延期することを検討すべきで、旅行者は病人との接触を避け、頻繁に手を洗うべきだと述べています。

そう、こまめに手を洗うことが大切です。適切な方法で!

6年前、猪苗代湖の近くで開催したアカデミーキャンプ 2014冬では、私たちは手洗いによる衛生など、健康や身体に関する課題に取り組みました。その中で私たちは「エビデンスベースト手洗い」とでも呼ぶべきプログラムを実施しました。

まず、こどもたちのグループがそれぞれ手洗いの最善の方法について仮説を立て、特別なローションで手を汚した後に手を洗い、その結果をブラックライトで確認しました。そして看護学生たち (当時; 今では看護師ですね) が、どのように手を洗うように訓練されているかを見せて、それに沿って、実際の食事前には手洗いの「ベストプラクティス」をやってみました。

次回のキャンプでは、このことをもう一回やった方がよいかも知れません。奇しくも 6年前と同じ会場です。再び訪れることを楽しみにしています。

1,000回以上もご寄付をいただきました!

2020年2月23日現在、GlobalGiving を通して世界中からこれまでに 1,000件以上のご寄付が寄せられました!福島のこどもたちとアカデミーキャンプのために皆様がしてくれたすべてのことに、今一度、感謝を込めて。

まず洗ってみた
[まず洗ってみた]

ブラックライトで洗い残しを確認
[ブラックライトで洗い残しを確認]

2回目の手洗い - 改善された方法で
[2回目の手洗い – 改善された方法で]

食事の時間 - 今回、同じ会場に戻ってきます
[食事の時間 – 今回、同じ会場に戻ってきます]

【募集終了】アカデミーキャンプ 2020春「運動会を創ろう 〜既成の概念をぶっ壊せ〜」

お待たせしました!
この春、3月20-22日の連休に開催するキャンプでは、アカキャンが久々に猪苗代・磐梯に戻ってきます。対象は小学4年生から高校生まで。ふるってご参加ください!

例えば脳波で競ったっていいよね
[例えば脳波で競ったっていいよね]

【開催趣旨】 ─ 既成の概念をぶっ壊せ!

ぶっ壊す?穏やかではないな、と感じる人もいるかもしれません。

今、世界は激動の時代を迎えています。と大勢の大人たちが言うわりには、彼ら・彼女らの多くは、どんな世界に変えていきたいかのビジョンを持ち合わせていないように見えます。もし持っていたら、その新しい世界を生きていく主役であるみなさん、小学生、中学生、高校生たちに、そうした世界で楽しく生きていく準備をしてもらうために、すでに学校がめちゃくちゃ変わっていなければならないからです。

むしろ、みなさんの方が新しい世界のイメージを持っているのかもしれません。だとしたら、大人たちに教えてあげてください。

大人たちが大事だと考えているビジネスの世界には「創造的破壊」という言葉があり、それを怖がっている大人たちが大勢います。自分たちが生活したり働いている社会や会社の仕組みやルールが壊されるのが怖いと感じる大人たちがいます。

しかし、インターネットの父のひとりとしても知られる慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授はいつもこう言っています。「心配すんな」

もともと研究者たちのためのネットワークであったインターネットの商用化がはじまって25年あまり。社会はこれまでも大きく変わってきました。悪いことも起きましたが、よいこともたくさん起きています。#MeToo 運動や大学入試の大学による不正の追及などを通して、人口の半分を占める女性の復権がようやく本格化しようとしていることは、日本に暮らす人々を総体として見たとき、今まで眠っていたのがようやく起きて、意識がはっきりしてきた、とさえ言えるレベルでしょう。

漫画『ドラゴンボール』で、かつて孫悟空は、パワーを全開にし切れていない息子の孫悟飯に対して「おまえは地球へのダメージを心のどこかで考えているんだ。そんなこと気にするな。ダメージはドラゴンボールで元に戻る。思いっきりいけ」と激励しました。

私たちは、夢を叶える 7つのドラゴンボールは持っていませんが、その代わりに、柔軟な心、へこたれない心を持っています。思い描いている願いを実現するために、今いる居心地のよい場所である「コンフォートゾーン」を離れて冒険し、願いを叶えるのを妨げている壁を破壊し、その跡に新しいものを築き上げることができます。

心配すんな。思いっきりいけ。

今年はオリンピック・パラリンピック・イヤーです。世界を跨ぐ平和の大運動会が、東京などで開催される年です。しかしこれもいわば古い枠組みです。まず手始めに、この「運動会」を壊し、新しく創造してみましょう。

【実施概要】

  • 会期 :
    • 2020年3月20日(金・祝)〜22日(日) [2泊3日] ※ 定員に達し募集を終了しました
  • 対象 (定員) :
    • 福島県在住の小学4年生〜中・高校生 (35名ほど)

    ※ 小3以下の参加ご希望についてはご相談ください (兄弟・姉妹との参加に限り配慮します)。
    ※ 高校生はサブリーダー (大学生リーダーらをサポートし、リーダー体験ができる参加者) としての活躍を期待します。

  • 会場 : 国立磐梯青少年交流の家 (福島県耶麻郡猪苗代町)
  • 参加費:ひとり 3,000円
    (集合場所からの交通費・宿泊費・滞在中の食費・保険等を含みます。)

【参加にあたって】

  • 当日の朝、福島駅・郡山駅のいずれかに集合していただき、貸し切りバスで移動します。集合時間は、福島駅 8:00頃、郡山駅 9:00頃を予定しています。
  • 集合場所までの往復交通費は各自のご負担でお願いいたします。
  • 会期中は、さまざまなことに興味をもつ大学生たちと共同生活しながら、これまでの常識を覆すような新たな運動会を創り上げるワークショップに参加します。

【参加申込み】

定員に達したため募集を終了しました。キャンセル待ちご希望の方は info@academy-camp.org 宛てにメールにてご連絡ください。

※ 携帯アドレスでお申し込みの方は、info@academy-camp.org からのメールを受信できるように設定ください。
※ ezweb の場合は上記アドレスからのメールが届かないこともありますので、2日経っても返事がない場合は電話番号を添えてメールにてお問い合わせください。
※ Gmail の場合、上記アドレスからのメールが届きにくくなっています (Gmail の受信ポリシーが厳しくなったためです)。返事がない場合、迷惑メールに振り向けられている場合もございますので、念のためご確認してからお問い合わせください。

実施責任者

  • 斉藤 賢爾
    (早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授 /
    慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員 /
    アカデミーキャンプ代表理事)
  • 南 政樹
    (慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任助教 /
    アカデミーキャンプ理事)

共催

慶應義塾大学 SFC 研究所 パブリックテクノロジーデザインコンソーシアム

助成

パルシステム神奈川ゆめコープ市民活動応援プログラム

【お礼】新年のご挨拶

アカデミーキャンプより、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年も当キャンプへのご参加とご支援、誠にありがとうございました。本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

そして、昨年10月12・13日、東日本を中心に襲った台風19号による被害に遭われ、今も日常を取り戻すべく奮闘しているみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。

2020年がやって来て、いよいよ21世紀も本番を迎えました。このお礼のご挨拶では、21世紀生まれのみなさんに、台湾でデジタル担当大臣を務めるオードリー・タンさんについてご紹介します。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。そこから引用します。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1517

彼女は中学に通うのを途中でやめ、全台湾の小中高生が参加する科学コンクール「科展」に向けた自宅学習に切り替えていた。そして科展の応用科学部門で1位を取ったオードリーさんは、好きな高校に無受験で進学できる特権を得た。通っていた中学の校長は彼女に、こう言って高校進学を勧めたという。
「あなたが憧れる米有名大学の教授と一緒に仕事をするには、良い大学に入らなければ。そのためには良い高校に行く必要がある。あと10年は学校で勉強すべきでしょう」
しかしそのときすでに、オードリーさんは米大学教授たちとインターネットを通じて直接やりとりをしていた。彼女はそのメールのやりとりを見せて「もうすでに教授たちとは一緒に仕事をしています。高校へ行く意味はなんでしょうか」と問いかけた。すると校長は1、2分黙った。そして「もう学校に来なくていいよ」と言ったという。

これまでアカキャンに参加し、そしてこれから参加するみなさん。みなさんもオードリーさんと同じように、アカキャンを通して、大学等で研究している研究者たちや学生たち、アーティストたち、アスリートたち、職業人たち、起業によって新しい職業を創り出す人たち、職業という概念を壊す人たちなど、プロフェッショナルに活躍している大勢の人々とつながり、直接やりとりして、一緒に仕事ができます。学校に通いながらでも社会に参加し、問題があると思ったら、そこを直していくことができます。学校を卒業して、いわゆる「社会に出る」まで待つ必要などありません。みなさんもすでに社会の一員なのです。

今年のアカキャンは、オリンピック/パラリンピックの影響もあり、例年とは異なるスケジュールになると思いますが、これまで以上の体験の機会を用意して、みなさんをお待ちします。最初のキャンプは3月20-22日、磐梯での開催です。みなさんと会えることを楽しみにしています。

MSSU18 (でにンダー18歳) たちへ、敬意を込めて。

2020年はレイ・ワニ年(ねん)
[2020年はレイ・ワニ年(ねん)]

【ご報告】アカデミーキャンプこどもセーフガード憲章、そして2020へ

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

2019夏キャンプから
[2019夏キャンプから]

私たちはいつもこのように行動してきたと信じますが、明文化しました。本日、「アカデミーキャンプこどもセーフガード憲章」を公開します。

『私たちアカデミーキャンプの仲間たちは、メンバー (参加するこどもたち) に対して次のことを守ります。

  1. メンバーの命と健康を最優先に考え、メンバーを保護します。
  2. メンバーが達成したいゴールの理解に努め、そのゴールをメンバー自身が達成できるようにサポートします。
  3. 民族・性別・年齢・宗教・性的指向・その他心身のコンディション等、いかなる条件にもよらず、すべてのメンバーに等しく機会を提供します。
  4. そのために必要な個別のケアをします。

 私たちアカデミーキャンプの仲間たちは、上のことが守られるよう、内外の脅威に対して備え、常に私たち自身をトレーニングし、私たちが提供する体験の向上に努めます。また、キャンプの外で出会うすべてのこどもたちに対しても同様に接します。』

この憲章はすでに2019年の夏からスタッフの間で共有されており、8月に開催した夏キャンプのスタッフマニュアルにも掲載していましたが、この度、公開することにしました。

9月にはスタッフトレーニングのためのキャンプを東京 (代々木) で開催し、ふりかえりとチームビルディングのワークショップ等を楽しく行いました。参加したスタッフの中には、福島出身で過去に私たちのキャンプにメンバーとして参加していた学生たちもいました。

次のアカデミーキャンプは 2020年3月 (3/20-22) です!猪苗代湖のほとりの会場に戻ってきます。たくさんの遊びや学びの体験になることを期待して準備を進めています。

GlobalGiving 2019 #GivingTuesday キャンペーン

いつも私たちのキャンプを応援してくださり、ありがとうございます。GlobalGiving でのキャンペーンのお知らせです。日本時間 2019年12月3日(火) 14:00:00 から 12月4日(水) 13:59:59 までの間に GlobalGiving を通してオンラインでご寄付をいただくと、このために用意された $500,000米ドル (約5,400万円) のマッチング資金がご寄付の割合に応じて分配されます。この素晴らしい機会に、ぜひ福島のこどもたちとアカデミーキャンプにさらなるご支援を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

スタッフキャンプから - 自分自身をふりかえる
[スタッフキャンプから – 自分自身をふりかえる]

2019冬キャンプから
[2019冬キャンプから]

2019夏キャンプから
[2019夏キャンプから]

令和元年台風19号による被害に遭われたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます

2019年10月12・13日、東日本を中心に襲った台風19号による被害に遭われたみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。

私たちアカデミーキャンプの参加者、支援者、講師・スタッフ、その他関係する多くの方々の住む場所・住んでいた場所、働く場所・働いていた場所、訪れた場所、気にかけている場所、所縁のある多くの場所が被害に遭いました。大いなる、荒々しい自然の強さと、私たちの社会の中に作り込まれてしまっていた弱さによって、大切なものが奪われていきました。

被害に遭われたみなさまが一日も早く、普段の暮らしに戻れることを心から願います。特に、こどもたちが健やかに暮らせることを願ってやみません。私たち一人ひとりが、そのためにできることを見つけ、実行していきたいと思います。

そして、長期的な視点に立って、私たちの強みに合った、私たちだからできることを模索しつつ、次のキャンプを準備して参ります。

一般社団法人アカデミーキャンプ一同

【活動報告】アカデミーキャンプ 2019夏「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」第2期

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

ふたりでの即興劇
[ふたりでの即興劇]

2019年8月12日から8月16日まで、今夏 2回目のキャンプとなるアカデミーキャンプ 2019夏「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」 第2期を、横浜市の野島青少年研修センター、八景島シーパラダイス、そして関東学院大学金沢八景キャンパスを舞台として開催しました。高校生サブリーダー 3名 (スタッフの仕事を体験します) を含む 33人の福島のこどもたちがキャンプに参加しました。

今回のキャンプのテーマは、SDGs (持続可能な開発目標)、特に「目標14: 海の豊かさを守ろう」について考えることでした。ワークショップでは、こどもたちがデザインの視点で考えられるように、デザイン思考の手法を採り入れました。また、実際に八景島シーパラダイスの水族館を訪れ、こどもたちが具体的に考えられるように促しました。

シーパラダイスでは、3名のこどもたちが熱中症になり、救護センターで休みました。幸い 3名ともすぐに回復し、夜には無事に宿に戻ることができました。水分補給などの健康管理には十分注意しているつもりでしたが、教訓を得ました。今後はより一層注意を払って夏キャンプを実施いたします。

夏キャンプでは必ずお越しいただいている、即興芝居×即興コメディのロクディムさんを今回もお招きし、即興劇ワークショップと即興劇ライブを実施しました。お腹の底から笑いに笑うと同時に、未知に立ち向かう勇気について、大いに学びました。あと、2050年の生活を具体的に想像する社会学的イマジネーションゲームもプレイしましたし、餃子も作りました。

まとめのワークショップでは、海の豊かさを守ることに世界が成功した 2050年を仮定し、大人になったこどもたちが、自分の子孫にどんな言葉を贈るかを考えてもらいました (あいうえお作文の形式で)。その一例を紹介しましょう。

S せかいはこんなに広い!
D だって、
G ごみが流れてくるような
s そんなせかいを見てほしくなかったからね。

こどもたちが、本当にそんな風に彼ら・彼女らのこどもたちに言えるようになることを願っています。

デザイン思考を楽しむ
[デザイン思考を楽しむ]

社会学的イマジネーションゲームで、未来に投票!
[社会学的イマジネーションゲームで、未来に投票!]

シーパラダイスにて
[シーパラダイスにて]

海の豊かさとともに持続的に生きるには?
[海の豊かさとともに持続的に生きるには?]

関東学院大学金沢八景キャンパス室の木校地にて
[関東学院大学金沢八景キャンパス室の木校地にて]

【活動報告】アカデミーキャンプ 2019夏「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」第1期

このレポートは、GlobalGiving にてご寄付をいただいた方々にお送りしている英文のレポートを日本語に訳したものです。

展示をリードする高校生
[展示をリードする高校生]

2019年8月2日から8月6日まで、今年最初の夏キャンプとなるアカデミーキャンプ 2019夏「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」第1期を、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC)、および Maker Faire Tokyo 2019 が開催された東京ビッグサイトにて開催しました。福島と宮城から 20人の子どもたちが参加し、うちひとりは高校生サブリーダー、すなわちアカデミーキャンプのスタッフの仕事を体験する役割で参加しました。

前回のご報告でも書いたとおり、この回のキャンプの目的のひとつは、「芸術、工芸、工学、科学プロジェクトと DIY マインドを祝う」イベントである Maker Faire に、VISITORS (訪問者) ではなく MAKERS (出展者) として戻ってくることでした。藤沢市から東京まで二日連続で移動して出展を行ったこのイベントでは、球体ロボットを使った eスポーツのルールを即興で作り、来場者 (主としてこどもたち) に実際に遊んでもらう「転がる eスポーツを作ろう!」というワークショップを実施しました。

このアイデアに辿り着いた当初は、こどもたちが出展者として責任ある役割を果たせるかどうか、私たちスタッフでさえも不安でした。ですが、結果は実に素晴らしいものでした。わが MAKERS のこどもたちは、ほとんど自律的に、途切れることなくやって来る VISITORS のこどもたちの面倒を見てくれて、こどもたちは時間を忘れるほど出展者として楽しんでいました。

キャンプでは、日本科学未来館も訪れました。また、2050年の暮らしを想像するために開発された SIG (社会学的想像ゲーム) で遊び、そして花火も楽しみました。最後に、それぞれが 2050年に向けてのマイルストーンを示すためのロードマップを描くことで、自分自身の未来を再発明することを試みました。そしてお互いがロードマップの証人になることで、そこに書かれたことは単なる文言ではなく、果たすべき約束になったのです。

こどもたちが、VISITORS から、自分たちの未来を創る MAKERS への移行を成功させているように見えることは大変喜ばしいことです。

MAKER 小学生が VISITOR 小学生を教える
[MAKER 小学生が VISITOR 小学生を教える]

MAKERS として戻ってきた!
[MAKERS として戻ってきた!]

花火
[花火]

証人となる人にロードマップを説明する
[証人となる人にロードマップを説明する]

SFC 福沢諭吉像の前で集合写真
[SFC 福沢諭吉像の前で集合写真]